ご存知でしたか?
助成金の申請に労務管理が重要なワケ
- 一番多く申請されているキャリアアップ助成金(正社員化コース)は労働条件通知書が正しく作成されていないと助成金が受給できない!
- 最近申請が増えている男性の育児休業(両立支援等助成金)は、雇用環境の整備(育児休業に関する研修や相談体制の整備)をしていないと助成金が受給できない!
- 昨年度も期限前に終了した働き方改革推進支援助成金(労働時間適正管 理推進コース)は有効な36協定を届出していないと助成金が受給できない!
つまり・・・
正しい労務管理を行っていないと助成金は受給できない・・・!
上記のように、日頃から労務管理をきちんと行っていないと申請ができない助成金が多いのです。
また、労務管理を行っていたとしても、下記の失敗事例のように、労働条件通知書の内容に不備があったり、残業時間管理が不適切であるなど、申請要件を満たさない場合もあります。
よくある失敗事例
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キャリアアップ助成金正社員化コースの対象者に交付した労働条件通知書が、就業規則の内容と整合性が取れていなかった。
キャリアアップ助成金を申請しようとしたところ、残業未払いが生じていたため差額を算出したところ、助成金の金額よりも未払い残業代の方が多かった。
特定求職者雇用開発助成金の対象労働者に交付した労働条件通知書の更新条項が、「更新する場合がある」になっていた。(正しくは自動更新になっていなければならない)
適切な労務管理のポイント
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労働時間の管理や賃金計算を正しく行うこと
日頃から労働時間管理や賃金計算を正しく行っていく必要があります。
そもそも賃金計算が誤っていること自体に気が付かず、残業未払いが生じているケースも多く見受けられます。 -
就業規則が法令や実態に合った内容になっていること
労働条件通知書を作成する際には、就業規則との整合性が取れているかをしっかり確認することが大切です。そのためには、就業規則自体が法令や実態に合った形で作成されている必要があります。
労務管理の重要性について、ご理解いただけましたか?
上記で紹介した以外にも、固定残業代の運用や保険加入が適切になされているかなど、労務管理は
多方面にわたります。
弊社では労務相談、給与計算、社会保険手続等の労務管理の支援を行っております。
初回のご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。